この資料既出でしょうか? この本『中日関係と世界の前途』は、何応欽が今まで行ってきた講演や、対談、文章などを集めた ものです。付録として、何応欽の来日を歓迎する岡村寧次や幣原喜重郎の挨拶も収録されています。 出版は台湾ですが、なぜか日本語で書かれています。 初版は1974年 再版は1977年です。
1972年の講演『早く日本を救え! 日、中(共)の「建交」と日本の前途』から引用します。 ------------------------ 中華民國は八年間の抗戰中に、日本軍閥によって歴史に類例を見ないほどの殺戮(さつりく) と迫害を受けた。いまその一、二の例を擧げてみるが、この一事をもつてしても日本軍閥の暴虐が いかに言語に絶するかを知ることができる。 (一)南京陷落後の大屠殺で、殺害された市民が十萬人以上にも達した。日本軍は麻縄で數百名の 武装のない兵士や市民を一しよにしばつて機關銃で一齋掃射したり、あるいはガソリンをかけて彼 らを焼き殺した。日本の將校が兵士を引率して、いたるところで放火、掠奪(りやくだつ)、強姦 をほしいまゝにし、強姦された婦女子の數は數え切れず、しかも強姦された婦女子の多くは殺され た。甚だしいのになると軍刀で乳房を切り取った後、裸のまゝで地上に轉がして、その痛み苦し み、もがいている哀れな姿を見て日本軍の人達は喜んでいた。また、ある日ある婦人は三十七回も 強姦された。この世界を驚かせた大暴行は、今日これを思うだけで、實に胸がはり裂け、血がほと ばしり出るほどの悲憤の念を禁じ得ないものがある。 ------------------------ 何應欽 中日文化経済協會・編/『中日関係と世界の前途』/民國63年 初版 民國66年 再版/正中書局 p44
念の為に書いておきますと、この本、なかなかの反共本です。 冒頭から、「國際共産黨の狂妄なる氣焔高揚により人類社會はまさに危機震撼の時代におちいり・・」とありますので。
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