RE:1月24日の記者会見
「記者側から質問」された内容がポイントですね。これに対するに日本の報道官の対応は以下の通りです。 「日本の報道官は中国軍は全大使館員が退去した後に構内に入ったものであることを認め、」 「いずれかの非中立的な外国が紛糾を起こしたと示唆しようというのではない、と言った。」 特に報告書の内容に触れた質問ではないようです。
「非中立的な」とは中立的ではない、つまり親日的または親中的な、という意味でしょうね。「紛糾」とはトラブルです。 「いずれかの中国寄りまたは日本よりの外国がトラブルを起こした」とほのめかそうとしているのではない、という事ですね。 つまり記者から浴びせられた質問というのは「いずれかの中国寄りまたは日本よりの外国がトラブルを起こした」と言おうとしているのか(そう言いたげだな)という事になります。 では何がトラブルになるのでしょうか。「日本の報道官は中国軍は全大使館員が退去した後に構内に入ったものであることを認め、」ですから、「中国軍が全大使館員が退去する前に構内に入って来る事」なのでしょうね。
そもそもこの記者会見は日本兵がアメリカ大使館に侵入した事に対するアメリカ側の抗議を受け、その明らかな対抗手段として日本側は一四日前に南京駐屯の憲兵部隊から受領したと称する報告を発表した、つまり潜伏中国兵摘出の理由である事を明らかにするために開かれたものですね。 では何故日本兵は大使館に立ち入ったのか。それはもちろん「中に潜伏中国兵がいる」と思ったからですね。「全大使館員が退去する前に中国兵が構内に入った、その結果として今中国兵が大使館の中にいる」と日本側が思う事が何故問題なのでしょうか。それは「『大使館側が治外法権侵害を容認して中国兵の侵入を許可した』と日本側は考えている」と解釈されるからです。 つまり潜伏中国兵の摘出を理由とした事で、今度は「いずれかの外国が中国兵をかくまっていたとでも思っているのか」という質問を記者側から浴びせられてしまった訳ですね。
記者側が問題にしているのは日本兵が大使館内に立ち入った事であって、報告書の内容に対しては特に疑問を持っている訳ではないと思います。新聞記事なのですから、発表の内容に不信感を持っているのであればちゃんとそう書かないと読者が誤解してしまいます。「某国大使館近くと特に曖昧に言及された」は軍事情報に属するものと思われますので、明言を避けるのは当然かと存じます。
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